「ねぇ、貴方は幸せ?」

「…え?」



新境地なコンビで3日間!
1日目 - 紅×薫



突然見知らぬ男が声を掛けて来た。
…いや、実際は俺は彼を知っているのだけれども。
相手が俺の事を知らなくて、俺は彼を知っている。
一方的な関係。
彼は、日本で有名なアーティストだ。
最近はアメリカから来日したクリア・ベリーやCross Heavenが話題になって居るが彼は彼等が来る前から名前を知っている。
双子の兄弟…神崎 紅と神崎 碧によるユニット、Butterfly。
そして今回俺に声を掛けたのが神崎 紅…、兄の方だ。

「ねぇ、幸せ?」

再度紅はそう言って俺に笑う。

「…どうして俺にそんな事を聞くの?」

「だって、貴方は俺と似ているから。」

「…君は幸せなの?」

質問の意図が分からなくて誤魔化す様に質問で返す。
似ている、ってどう言う意味なのかな。
…考えても分からない。

「…俺には障害まみれだよ。解消出来ても次から次へと出て来る。」

それは生きて居れば当然の事じゃないのか?
それとも紅には俺以上の何かを背負ってるのかな…。
あれこれと考えて居る内に紅があ、と先程の声よりワントーン高くなる。
彼の視線の方へと俺は視線をやればそこには弟の碧の姿が在った。

「碧。」

「紅…、何処行ってたんだよ。探したんだからな。」

「ごめんごめん。」

「…(ああ、そう言う事か)」

嬉しそうに笑う紅を見て俺は思わず笑ってしまう。
でもそんな風に笑えるなら紅は大丈夫。

「…さっきの質問だけど…俺は幸せだよ。大丈夫、紅もそんな風に笑えるから幸せだよ。後は横の碧も居るし。」

「…そっか、有り難う。」

この会話に付いて行けない碧は首を傾げて居るがそのまま紅が碧を連れて帰ってしまった。
そしてそれと擦れ違いに俺の後ろから声が掛かり、振り向けばそこには恋人の空牙が不機嫌そうに立って居る。

(おい、薫。探したぞ。…って何ニヤニヤ笑ってるんだよ、気持ち悪い)

(いや、やっぱり幸せが良いよねって思って)

(…は?何訳分かんねぇ事言ってんだよ。腹減った、探させた罰で何か奢れ)

(ふふ、はいはい)

...The End

あとがき


新境地過ぎる(言いたい事はそれだけか)

神崎兄弟は細かい設定が未だきちんと決まってないので無謀だった気がします(笑)

そして未だに神崎兄弟の受攻決まってない…(ぇ)


拍手有り難う御座いましたっ。


2011.03.15

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