Kiss 20Title
No.16 デコチュー

「暇。」

「人の家に急に上がり込んでそれは無いだろ…。」

突然上がり込んで来た空牙がソファーに座りながら言った。
本当自分勝手に上がり込んで来ていきなり暇って…どう言う事なんだ…。
まぁ、俺が本当は相手になれば良いんだけど生憎俺は次の授業に使う資料を作ってて手が離せない。

「人が来てるんだからこっち来いよ。」

「あのね、何の前振りも無しに来られても何も対応出来ないんだよ。…後もう少しで一段落つくから。」

「つまんねぇ奴。」

俺の背後から空牙の盛大な溜息が聞こえる。
溜息を吐きたいのは俺の方何だけどな…。
…取り敢えず、この作業をさっさと終わらせる方が先決か…。
小さく肩を俺は竦めれば目の前の作業に集中した。

* * *

「空牙お待たせ―――…あれ?」

作業が一段落した頃、後ろを見ればソファーに横になって居る空牙の姿が。
何かあったのかと慌てて近付いたけど良く見ればすやすやと寝息を発てて眠って居る。
そう言えば作業の途中やけに静かだな、とは思ってたけど…何時の間にか寝てたんだな…。

「そのままで寝たら又風邪ひくぞ。」

近くに在ったタオルケットを手に取り空牙に被せれば直ぐにそれで丸まってしまった。

「…ふふ、猫みたい。お休み。」

小さく俺は笑えば俺は空牙の額にキスをする。
お休み、空牙。
良い夢を。

デコチュー
(おやすみなさい)

...The End

あとがき


以前の続き、とか。


2011.09.17

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