Kiss 20Title
No.6 不意打ちキス
「あ。」
昼休み。
気の抜けた様な、何かを見付けた、と言う様な声色が俺の頭上から聞こえた。
顔を上げればそこには声の主で有ろう彼女が立って居る。
確か、名前は…宵月 棗だったけ。
「お一人、ですか。アリスさん。」
「えぇ、今日はクリアも他のメンバーも皆忙しいみたい。」
…って言っても先生に呼び出されたりマネージャーと打ち合わせ、ってだけ何だけど。
「…宵月さんも一人?」
「はい、多分私もアリスさんと同じ理由だと思います。」
俺の問いに棗は苦笑して答えれば手に持ってる弁当が目に付く。
恐らく誰も居ないから気晴らしにここ(屋上)に来たんだろう。
「…そう。じゃあお昼一緒にどう?良かったら、だけど。」
「良いんですか?」
「えぇ、どうぞ。」
荷物を退けて棗が座れるスペースを空ければ嬉しそうに棗は座る。
そう言えば俺、棗と改めて話するの初めてな様な。
「何だか宵月さんと一緒に居るのって不思議な感覚。」
「え、そうですか?」
「えぇ。多分普段滅多に話さないからかも知れないけど。」
がさがさと袋からさっき売店で買ったパンを取り出せば、パンの包装を剥きかぶり付く。
今日のお昼は焼きそばパン。
本当はサンドイッチとかが良かったんだけどこれしかなくて…。
それに対して棗はパンにかぶり付く俺を見て驚いた表情を見せる。
「焼きそば、パン…。お弁当とか持って来ないんですか?」
「作る暇が無いから、仕事してるとね。憧れは有るのよ、一応。」
時間さえ有れば作ろうとは思ってる、うん。
でも今はツアー中(日本に暫く留まる事にしてるけど)だし、テレビとかの仕事もあるし…。
後は俺達Cross Heavenのメンバーだけしか家に居ないから誰も作れないのもあるんだけど。
「そうなんですか…。そう言えば、前から気になってたんですけど…。」
「ん、何?」
「アメリカの人って挨拶変わりにキスとか普通にするんですか…?!」
「…え?」
真顔で俺にそう棗は尋ねれば恥ずかしそうに直ぐに顔を俯かせる。
ちょ、凄く可愛いんだけど。
「キスって言っても親しい仲の人だけよ?それに…、棗、顔上げて。」
「え、何…きゃ、っ!」
顔を上げる様に促して、顔を上げた所にすかさず俺は頬にキスをした。
「ふふ、親しい人には頬にするのよ。口で言うより実際にした方が早いかなって思って実践してみた。」
「っ…だからって不意打ちは反則ですっ…!」
「ちゃんと前置き入れたんだけど…駄目だった?」
「駄目、じゃないですけど…。」
顔を真っ赤にしながら俺から棗は目線を合わそうとせず反らす。
本当さっきから可愛い反応しちゃって…。
これはもう一度キスをお望み?
「本当、可愛い。」
つい口から出た本音と共に俺は再度棗の頬にキスをした。
不意打ちキス
(君があまりにも可愛いから)
...The End
No.6 不意打ちキス
「あ。」
昼休み。
気の抜けた様な、何かを見付けた、と言う様な声色が俺の頭上から聞こえた。
顔を上げればそこには声の主で有ろう彼女が立って居る。
確か、名前は…宵月 棗だったけ。
「お一人、ですか。アリスさん。」
「えぇ、今日はクリアも他のメンバーも皆忙しいみたい。」
…って言っても先生に呼び出されたりマネージャーと打ち合わせ、ってだけ何だけど。
「…宵月さんも一人?」
「はい、多分私もアリスさんと同じ理由だと思います。」
俺の問いに棗は苦笑して答えれば手に持ってる弁当が目に付く。
恐らく誰も居ないから気晴らしにここ(屋上)に来たんだろう。
「…そう。じゃあお昼一緒にどう?良かったら、だけど。」
「良いんですか?」
「えぇ、どうぞ。」
荷物を退けて棗が座れるスペースを空ければ嬉しそうに棗は座る。
そう言えば俺、棗と改めて話するの初めてな様な。
「何だか宵月さんと一緒に居るのって不思議な感覚。」
「え、そうですか?」
「えぇ。多分普段滅多に話さないからかも知れないけど。」
がさがさと袋からさっき売店で買ったパンを取り出せば、パンの包装を剥きかぶり付く。
今日のお昼は焼きそばパン。
本当はサンドイッチとかが良かったんだけどこれしかなくて…。
それに対して棗はパンにかぶり付く俺を見て驚いた表情を見せる。
「焼きそば、パン…。お弁当とか持って来ないんですか?」
「作る暇が無いから、仕事してるとね。憧れは有るのよ、一応。」
時間さえ有れば作ろうとは思ってる、うん。
でも今はツアー中(日本に暫く留まる事にしてるけど)だし、テレビとかの仕事もあるし…。
後は俺達Cross Heavenのメンバーだけしか家に居ないから誰も作れないのもあるんだけど。
「そうなんですか…。そう言えば、前から気になってたんですけど…。」
「ん、何?」
「アメリカの人って挨拶変わりにキスとか普通にするんですか…?!」
「…え?」
真顔で俺にそう棗は尋ねれば恥ずかしそうに直ぐに顔を俯かせる。
ちょ、凄く可愛いんだけど。
「キスって言っても親しい仲の人だけよ?それに…、棗、顔上げて。」
「え、何…きゃ、っ!」
顔を上げる様に促して、顔を上げた所にすかさず俺は頬にキスをした。
「ふふ、親しい人には頬にするのよ。口で言うより実際にした方が早いかなって思って実践してみた。」
「っ…だからって不意打ちは反則ですっ…!」
「ちゃんと前置き入れたんだけど…駄目だった?」
「駄目、じゃないですけど…。」
顔を真っ赤にしながら俺から棗は目線を合わそうとせず反らす。
本当さっきから可愛い反応しちゃって…。
これはもう一度キスをお望み?
「本当、可愛い。」
つい口から出た本音と共に俺は再度棗の頬にキスをした。
不意打ちキス
(君があまりにも可愛いから)
...The End
あとがき
無駄に長い…!
2011.09.05