Wednesday Subaru&Misa



水曜日。
一週間の真ん中に当たる日。
そんな日の学校のお昼休み。
普段鳴らない美紗の携帯が音を発てて鳴り響いた。

「珍しい、美紗の携帯が鳴るなんて。着信?」

教室の隅で周りにあった椅子を一つの机に寄せてその上にお弁当を開ける。
美紗の向かいに友人の水菜が座り、お昼のパンにかぶりつく。

「ううん、メールだよ。」

携帯を手に取りパチンと開けば届いたメールに目を通す。
その内容に思わず美紗が笑う。

「…?ね、誰からなの?」

「最近ネットで知り合った人だよ。凄く可愛いの、この"スバル"って人。」

水菜がずるずると椅子を引きずれば、美紗の真横に並べて携帯を覗き込む。
美紗もそれに気付けば携帯を水菜の方へと向ける。

「女の子?その人。」

「ううん、男の子。」

「そうなの?意外。美紗なら女の子を取るかと。」

「そんな事無いよ。でも凄く一途恋愛に何だよ、スバルって。」

パチン、と携帯を閉じれは美紗は嬉そうに笑う。
お弁当のおかずを箸で掴み、それを口へと運ぶ。

「メール、返信しないの?」

「ん?良いの?」

携帯を閉じた美紗に水菜はそう尋ねれば、反対に美紗から尋ねられた。
どうやら美紗なりに気を使っていたらしい。
水菜は"良いよ"、と返答すれば、美紗が"有り難う"、と言う。
そして閉じた携帯を再び開ければ、メールを打ち返す。

「…良し、送信完了…っと。」

「本当に楽しそうね、美紗。」

「楽しいよ。本当、話聞いてたらこっちも恋愛したくなるくらいに。」

ふふっ、と笑えば携帯を閉じる。
そしてお弁当のおかずを箸で掴む。

「だから、スバルとは一度会って見たいな、って思えるんだよね。」

「会えると良いね。」

「うん。」

水菜の言葉に美紗が嬉しそうに笑った。

...The End

あとがき


この後あとがきを書き換えました(2022.10.10)

接点が吃驚するくらいにない組み合わせ。

でも女の子同士の会話も微笑ましくて好き(…)


2010.03.10


再UP:2011.03.09


修正・加筆:2020.10.10

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