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一日の中で一番長い休憩時間、お昼休み。
ファンの子達の目を盗んで、お弁当片手にこっそりと教室を出れば屋上へと向かう。
屋上へと続くドアノブを手に掛け、扉を潜ればそこには壁に凭れて眠る愛しい人。
側には何時もいる筈の恋人が今日はない。

「あら…。神威、センセ…?」

愛しい人の名前を呼び、嫌いな恋人の事を考える。
いないならいないで、アタシにとっては好都合だ。
神威センセ元へと歩み寄れば、そっと顔を覗き込む。
どうやら寝ているらしい。
規則正しい寝息を発てて、アタシは上機嫌に神威センセの横に座った。
そっと手を伸ばし、髪に触れる。
普段からこんな風に近付けることはないから、何だか不思議な気分。
だって普段はアタシから近付けば露骨に避けられ、距離を置かれる。
だから今の現状は奇跡に近くて、アタシは目を細めて笑う。

「…アタシも…あの子みたいに普通の女の子なら少しは相手してくれたかしら。あんな出会い方、じゃなかったら…。」

眉を下げ、小さくそう呟けば神威センセから手を離す。
ねぇ、神様…アナタが居るなら教えて。
どうして私を普通の女の子にしてくれなかったの?
ねぇ、神様…どうしてアタシは…、あの人とあんな出会い方をしてしまったんだろう。
もし今お願いを聞いてくれるなら、一つだけ願っても良い?
一瞬だけでも良いの。
もう少し、今はセンセと長くいさせて…。

...The End

あとがき


この後あとがきを書き換えました(2022.10.10)

文章が酷過ぎたので加筆修正…。

一次創作の本編は殆ど完結しなかったけれど、10年以上前の作品…。

本来本編では主人公に恋する幼馴染が主人公のライバルと手を組み、主人公カップルの恋路の邪魔をする話。

これは主人公の恋のライバルと主人公の恋人。


人気アイドルが平凡な学校教師に恋をして、良くある私も普通の女の子が良かったなって思う話。


でも当初考えてたライバルは今の状態でも屈せず挑む子なので、若干性格改ざんされてるな(笑)


2009.08.25


修正・加筆:2020.10.10

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