「紅、」
室内には俺と兄さんである紅の二人だけ、まあ当然だが。
「又来てくれたのか、碧。」
紅は一言そう言うと、微笑んだ。ああ、とても可愛い笑顔だ。
「さ、座って?」
用意されていた小さな座布団の様なものに腰を下ろす。
相変わらず、床の固い感覚が伝わってくる。どうせ儲かっているのだからもう少し軟らかいものにすればいいものを。
「どう、調子は。」
「まあまあだよ、紅こそ、変な奴に体売っちゃ、駄目だよ?」
「分かってるよ。」
此処の趣旨が体を売らない、と言う事であろうと遊郭の店なんて完全に信用は出来ない。客だって、こんなに綺麗な紅にいつ迫ってくるか分からない。
「変な客が迫ってきたら、俺に言ってね?」
俺だってそこそこ腕のある武士だ、大切な人を守る為なら人一人くらい。
「碧以外とは、絶対に何もしないって約束したでしょ?」
俺を信用してよ、と真剣な顔で言った。
「もう少し、待って?」
今まで上の者から貰った小判を貯めてきた、これで何処か遠くの田舎に、移り住もう。
そうすれば、二人きりだから、幸せだから。
心の中で兄の真蒼の着物に誓った、この着物は、紅が俺のことを思ってこの色にして欲しいと主人にお願いしたという。紅の綺麗な赤髪と対比して、綺麗だ。
「もうそろそろ、時間かな。」
寂しそうな顔で紅はそう呟いた。俺も、悲しいよ、寂しいよ、いとしい、愛しくて仕方ないない俺の兄さん、紅。
「待って、最後に口付けだけ、させて?」
紅と会うのはきっと又先になることを分かっていた。だから、そうお願いした。
紅はにこり、と微笑んで小さく頷いてくれた。嬉しい。そっ、と口付けをした。紅との口付けは、甘い。何秒かして唇を話す。糸が反射して輝いた。俺はそのまま立ち上がって、寂しそうに微笑む紅に言った。
「じゃあね、」
「ああ。」
優美な君へ捧ぐ。
室内には俺と兄さんである紅の二人だけ、まあ当然だが。
「又来てくれたのか、碧。」
紅は一言そう言うと、微笑んだ。ああ、とても可愛い笑顔だ。
「さ、座って?」
用意されていた小さな座布団の様なものに腰を下ろす。
相変わらず、床の固い感覚が伝わってくる。どうせ儲かっているのだからもう少し軟らかいものにすればいいものを。
「どう、調子は。」
「まあまあだよ、紅こそ、変な奴に体売っちゃ、駄目だよ?」
「分かってるよ。」
此処の趣旨が体を売らない、と言う事であろうと遊郭の店なんて完全に信用は出来ない。客だって、こんなに綺麗な紅にいつ迫ってくるか分からない。
「変な客が迫ってきたら、俺に言ってね?」
俺だってそこそこ腕のある武士だ、大切な人を守る為なら人一人くらい。
「碧以外とは、絶対に何もしないって約束したでしょ?」
俺を信用してよ、と真剣な顔で言った。
「もう少し、待って?」
今まで上の者から貰った小判を貯めてきた、これで何処か遠くの田舎に、移り住もう。
そうすれば、二人きりだから、幸せだから。
心の中で兄の真蒼の着物に誓った、この着物は、紅が俺のことを思ってこの色にして欲しいと主人にお願いしたという。紅の綺麗な赤髪と対比して、綺麗だ。
「もうそろそろ、時間かな。」
寂しそうな顔で紅はそう呟いた。俺も、悲しいよ、寂しいよ、いとしい、愛しくて仕方ないない俺の兄さん、紅。
「待って、最後に口付けだけ、させて?」
紅と会うのはきっと又先になることを分かっていた。だから、そうお願いした。
紅はにこり、と微笑んで小さく頷いてくれた。嬉しい。そっ、と口付けをした。紅との口付けは、甘い。何秒かして唇を話す。糸が反射して輝いた。俺はそのまま立ち上がって、寂しそうに微笑む紅に言った。
「じゃあね、」
「ああ。」
優美な君へ捧ぐ。
あとがき
君と描き合い隊様にてクロ 様から頂きました、碧×紅です。
遊郭パロディで碧×紅で書いて頂いたらこんな素敵な作品を頂けました!
切ない雰囲気が素敵でニヤニヤしっぱなしです…!
クロ 様、今回は本当に有り難う御座いました!
2011.08.13/春日 輝