「あれ、空牙…痩せた?」


じっ、と薫の部屋でDVD見てたら、次は薫が映画に集中出来ないのか話しかけてきた。
さっきまでは集中出来てなかった俺にちょっとだけ嫌な顔してたくせに。携帯のアプリの音量がデカい?そうでもないと思うけど。

…でも残念ながら俺は今映画に夢中。

薫がなんかさっきから俺の背後でもぞもぞやってるけど無視無視。
にしても、この女優すげぇ綺麗。なんだかんだ言っても俺も男。ついつい邪な目線で女優を見ちゃってやっぱり目がいくのは胸。

んで、ちょうど戦闘シーンで服が破れそう…!ってとこでいきなり腰を掴まれて、当たり前だけど思いっきりビクってなった。

「ちょ、何っ…!?」
「だから、…痩せたんじゃないの?って」

薫の方を振り向けば、別に悪戯とかじゃなくけっこう本気で心配してるっぽい表情。だから怒るわけにもいかず、そ、そうか…?と首を傾げた。

「あ、今スウェットだから、そう見えるんじゃね?」
「いや絶対痩せた。どうせ俺がいない間、ご飯食べなかったりしてたでしょ」
「そ、んなこと…ないし」
「…やっぱり」

あらぬ方向を向きながら言えばやっぱりバレて、ため息をつかれた。
薫にはなんでか嘘がつけない。
じとーと文句言いたそうな目をしてくる薫にちょっと気まずくなって、そーゆー時こそ巨乳!と前を向いた。








「うわっ?!ちょっ!…かおる、ッ!」

そしたら服の裾から薫の手がくすぐるためか急に入ってきて、思わず叫んだ。
薫の手冷たいから、ぞわってしたし!後ろ振り返ったら、ニヤリってしてる顔。

う、いつもと違う…!

こーゆー時は大抵ろくな事がないから薫の手を外そうとするけど、がっちりホールドされてる。
あーもうダメ、くすぐったいの苦手なんだって!と身構えてたら、多分不可抗力なんだろうけど腰を撫でられて思わず、びくっと反応してしまった。





「あっ、…かおるっ、そこは…っ」

思わず出た声に、瞬間的にフリーズして、すぐに顔が真っ赤になったのを感じた。

やばいやばいやばいやばい…っ!変な声出た…!
と、とりあえず落ち着こうと慌てて薫から離れようとした。そしたらぐいって腰をまた掴まれて、バターン!ってうつ伏せに倒れてしまった。

「痛っ…!テメッ、!」

本気で慌てまくったのと怒りが湧いてきてキョロキョロ辺りを見渡す。
でも元凶は俺の後ろで、起き上がろうとした俺の上にその元凶が覆いかぶさってきた。
それならまだいいけど…また腰触ろうとしてんのが分かって、慌ててスウェットを引き上げる。




「くすぐったつもりなんだけど」




意地悪げに囁かれて、分かってたけど顔が熱くなんのをどうも出来なかった。
でも俯いてるし、ちょうど髪で耳隠れてるし、俺が赤面してるってバレてないはず…!
なんとかその間に早く顔の熱引け!って心ん中で唸ってたら、一瞬でTシャツ捲られて…。

「っ、な、なに…っ」

俺はとてつもないオーラを感じて、つい目を瞑ってしまっていた。
え、映画の続き…!



end

あとがき


ヒロセ 様からTwitterの募集をされてたので参加した時に頂いたものです。

CPは薫×空牙でお願いしたらこんな素敵な作品を頂けましたよ!

健全(?/笑)な空牙が女性のお胸(笑)に夢中になってる中薫さん何してるの(笑)

その行動が素なのか、知ってなのかは私にもわかりません(笑)

でもガッツリ 萌 え た (爽笑)


ヒロセ 様、今回は本当に有り難う御座いました!


2012.04.06/春日 輝

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