まえがき
ヒーロー攻のNLです。
俗に言う夢主×キャラのタイプです。
ヒーロー攻が駄目、キャラ受が苦手…等貴女に合わない場合は読まれない事をおススメします。
大丈夫な方はレッツスクロール。
もうすぐすればホワイトデー。
ホワイトデーはバレンタインとは反対に男子が女子にバレンタインのお返しをする日。
そのホワイトデーを間近に{{name_boy}}もその対象の一人だ。
笑顔の先
現在、"機械鎧(オートメイル)"のチェック中。
国家錬金術師で有るエドの機械鎧は幼馴染みのウィンリィのお手製。
不定期だがこうしてエドとアルがチェックを受けに帰って来るのだ(勿論それ以外の目的も有る)
そしてこの時になれば{{name_boy}}はウィンリィと共にエドの機械鎧のチェックの手伝う。
「あー…、この時が一番嫌いだ…。」
機械鎧のチェック後の身体への連結時は痛みを伴うらしい。
どれ位痛いとか、どれ程痛いかは{{name_boy}}は知らないがエドはこの時が嫌なのか毎回ブツブツ言って居る。
だがアルはアルで、偶然居た猫とじゃれて遊んで居た。
「これ位我慢出来るだろ。」
「人事の様に言うなよな…{{name_boy}}。」
「煩いわよ。エド、{{name_boy}}!こっちは真剣なんだから!」
{{name_boy}}とエドの会話に割り込む様にウィンリィがエドと{{name_boy}}を叱れば、2人は黙り込む。
「「スミマセンデシタ。」」
「兄さん、{{name_boy}}…。台詞が棒読みになってる…。」
「「…。」」
* * *
「…良し、終わり!エド、次からは無茶して壊さないでよ!」
「分かってるって!」
チェックが終わった後、エドがソファーから立ち上がれば機械鎧の腕をグルンと回す。
「それが怖いからウィンリィが言ってるんだろー…。」
「ケッ。」
チェック後の後片付けをしながら{{name_boy}}はエドにそう言えば、エドは言い放つ様にして小さく鼻で笑った。
そうして居ればアルがエドの元に来て声を掛ける。
「兄さん。そろそろ行くよ?」
「ん?あぁ、そうだな。」
アルの声に頷き、アルの方を向けば立て掛けて有った服を手に取り着込む。
そして来た時と同じ姿になれば玄関に向かう。
「ピナコばっちゃん、ウィンリィ、{{name_boy}}、また来るな。」
「有り難うね。」
「今度は壊すなよ?」
茶化す様にして{{name_boy}}はそう言い笑えば後を付いて行く様に玄関に行く。
{{name_boy}}の後ろにはウィンリィ達も続けて玄関に来る。
「るせぇよ。」
「じゃあね。」
「行ってらっしゃい。」
「おう。」
後ろを向き、エドとアルは次の目的地へと向かう。
ウィンリィと{{name_boy}}は小さくなって行く2人の背中を見続けた。
「…じゃあ、中に戻りましょ?」
「あぁ、そうだな。」
* * *
「エドもアルも折角帰って来たんだからもっとゆっくりすれば良いのに。」
「…早く戻したいんでしょ。エドはアルを。アルはエドの腕と足を。」
残った後片付けをやりながら{{name_boy}}はそう言えばウィンリィがしんみりとした表情でそう言い返す。
「成程な…。」
「…所で{{name_boy}}、先月の14日は何でしょう。」
「…え?(先月の14日…?)」
納得した様に返事を返せばウィンリィの突然の切り出しに{{name_boy}}は首を傾げる。
だが改めて考えれば先月の14日はバレンタイン。
どうやら遠回しにバレンタインのお返しの催促らしい。
だが生憎今の{{name_boy}}の手元には何も無く有ってもポケットの中に飴玉がひとつ。
「…。」
「答えが分かったなら頂戴?」
「も、持ち合わせが…、無いんです…け…ど…。」
心待ちして居たのかウィンリィはニコニコと笑う。
だがそれに対し{{name_boy}}の顔に苦笑の笑みが浮かぶ。
「えー、無いのぉー?」
「"えー"ってな…。それに未だ早いだろ。」
「えー。」
「…わ、分かった…。ホワイトデー迄に用意して置く…(すっかり忘れてた…)」
「やった!」
{{name_boy}}>は渋々OKを出せば、子供の様にむくれて居たウィンリィの顔が明るくなる。
「約束よ!?」
「はいはい…(さて…どうするかな…)」
* * *
3月14日、ホワイトデー当日。
何時もと変わらない時間が流れる今日。
相変わらずの機械鎧作成の作業が流れて行く。
先日エドの機械鎧を直したばかりだが、何時でも帰って来て良い様にストックを作って置くのだ。
その作業の最中、{{name_boy}}はウィンリィに声を掛ける。
「…ウィンリィ。」
「ん、何?どうしたの?」
声を掛けられたウィンリィは作業を止め、{{name_boy}}の方に振り向く。
そうすれば{{name_boy}}が服のポケットから箱を取り出しウィンリィに渡す。
箱の大きさは手の平に収まる大きさで包装されて居て中は分からない。
「はい、ホワイトデー。」
「…開けて良いの?」
「どうぞ。そんな大した物じゃないけど。」
包装を取り、箱を開ければその中には装飾の付いたゴムが入って居た。
「…ゴム?」
「ほらウィンリィ髪、長いだろ?だから括るのにどうかなって。」
"指輪とかじゃ作業中邪魔だろ?"、と付け足し{{name_boy}}は苦笑する。
そうすればウィンリィの目尻にじわりと涙が浮かぶ。
「お、おい…。泣くなよ…。」
「だってっ…ここまで考えてくれてるとか思わなかったから…。」
涙を流したウィンリィにおろおろとすれば、ウィンリィが{{name_boy}}を横目で見れば頬に軽くキスを落とす。
「ありがと。」
「あ、あぁ…。」
「…{{name_boy}}、顔真っ赤。」
「う、煩い。」
顔を赤くさせ、それを隠す仕草を取ればウィンリィが指摘して小さく笑う。
だが{{name_boy}}の顔の赤味は一日中続いたのだった。
...The End
あとがき
この後あとがきを書き換えました(2010.04.16)
時期外れの夢をUPするのは何時もの事(爆/待て)
修正前は大分前に書いた夢を一度UPして再度リメイクしてUPしてます。
本当のリメイク前の作品はスカスカでした、泣きたくなる位に…。
後修正前の指輪はゴムにすり替えました、何だか指輪だとしっくり来なくて。
私は実用性を求めてしまった(笑)
2006.10.08
修正・加筆:2010.04.16