叶わない恋何て咲いても実らないだけ。
実らないなら、今摘んでしまおう。



Love Kiss



此処は"テセアラ"。
目には見えない"シルヴァラント"の反対側にある国。
そして今回の主人公の名前は{{name_girl}}と言い、テセアラの"神子"で有るゼロスに片思い中。

「…(どうして好きになったんだろ…)」

彼の周りには毎日女性が集(たか)って居り、周りに集まる女性は皆ドレスや高価なアクセサリーを身に付けて居る。
女性達の様に金持ちでは無い{{name_girl}}はゼロスには近付けないで居た。
だがその理由以上に彼は"神子"。
その遥か遠い立場に立つ彼に{{name_girl}}は"自分には不釣り合いだ"、と考えて居るのだ。
だから彼と接触する事は無く、擦れ違う瞬間が{{name_girl}}に取ってはこれが精一杯。

「…(諦めなきゃ、駄目何だけど…)」

何度もそう自分に言い聞かせる様に内心繰り返すが"思い"は収まらず、日を重ねて行く内に"思い"は強くなるばかり。

「…(好き、でも私は…)」

* * *

「何でこうなるの…っ!」

とある日の朝。
{{name_girl}}は慌てて階段を掛け降りていた。
所謂"寝坊"をした訳で、普段より早いペースで目的地へと向かう。
だが慌てて居ると周り等見れなくなり、何かとトラブルが多い。
勿論{{name_girl}}もその一人で、例外ではないのだ。

「…っ!?」

「危ない!」

慌てて居たのが原因で{{name_girl}}は階段を踏み外して階段から落ちる。
だが階段から落ちても痛みは全く無い。
恐る恐る目を開けて身体を見るが、外傷も無く無傷だった。
だが{{name_girl}}の尻から何かを下敷きにする感覚が伝わる。
頭にハテナマークを浮かばせる様に首を傾げて手をそっと"それ"に触れてゆく。
"それ"は柔らかく、温かみが有った。

「…(人間見たいな感触…)………え?」

内心で感想を思う中、自分の感想に疑問を持ちふと下を見下ろす。
見下ろした視線の先にはテセアラの神子、ゼロスの姿が。
彼と、彼の妹が持つ赤の髪がその証だ。

「…!?もっ…申し訳御座いません!ゼロス様!」

{{name_girl}}はその場から慌てて退き立ち上がるとヘコヘコと頭を下げる。
{{name_girl}}が頭を下げて居る間にゼロスは"いてて…"と漏らし立ち上がった。
そして頭を下げる時にちらりと見える{{name_girl}}の顔を見ればゼロスは目を見開く。

「君は…!」

"見付けた!"、と言わんばかりの声をゼロスは上げるが、それに対し{{name_girl}}は内心ドキリとする。

「な、何でしょう…?」

「君…俺様の事何時も擦れ違い際に見てるよな?」

「あ、その…。それは…見ました、けど…。」

「見付けた。俺、君と一度話して見たかったんだぜ。」

「………え…?!」

内心で"バレてる…!"、と思えば更に焦る{{name_girl}}。
しかしゼロスの"君と話して見たかった"、の台詞を聞けばスッと焦りが消えて行く。
だがそれと同時に驚きが{{name_girl}}に攻め寄る。

「早速だけど、今から良いか?」

「は、はいっ!」

"こんなチャンス二度とない"、と理解すれば{{name_girl}}はゼロスの誘いに頷いた。

* * *

此処はワイルダー邸。
そして現在{{name_girl}}はワイルダー邸の中。
{{name_girl}}が居る部屋はかなり広く、雰囲気は一般的に言うリビングの様だ。
そしてテーブルにはプレゼントらしき箱が沢山置かれて居る。
開封済みの物が多いが、幾つかは未開封の物も有り箱は綺麗に包装されたままだった。

「そう言えば、君、名前は?」

"聞いてないよな?"、とゼロスは苦笑しながら言うと{{name_girl}}は小さく頷く。

「あ、はい。{{name_girl}}と申します。先程は助けて頂き有り難とう御座います。」

己の名前を名乗り、{{name_girl}}は礼儀良く頭を下げて礼を言う。

「良ーの、良ーの。後、敬語も要らないな。」

「…?どうしてですか?」

「俺様、{{name_girl}}と擦れ違っただけなのに、どうしても{{name_girl}}の事が気になる見たいでさ。」

「…!?」

「だから…な?」

ゼロスはそう言えば{{name_girl}}の腕を引っ張り抱き寄せる。
予想して居なかった行為に{{name_girl}}は驚く。
だがそれと同時に引っ張られた反動でゼロスの胸元へと顔面から突っ込んだ。

「うぶっ…!」

「おいおい、大丈夫かよ?」

「は、はい…。」

"いたた…"、とぶつけた箇所に手を当て{{name_girl}}は擦(さす)って居るとゼロスの手が{{name_girl}}の背中に回る。

「…!?」

「今までの女性(やつ)とは違う感じがするんだ、{{name_girl}}には…(俺様も抱いた事がない、感情)」

「…ゼロス、様…?」

そう言うとゼロスは目を閉じた。

...The End

あとがき


この後あとがき書き換えました(2009.04.16)

修正を機にタイトル変更、旧:静かな街中で、です。

話とタイトルがどうしても釣り合わなかったんです|||OTL


中途半端にバレンタインネタを引っ張ってたので思い切って削除。

後は無駄に追加したり色々…。


そしてラスト意味不明、寧ろ修正しない方が良かったんじゃないかと疑問すら覚えます(笑)


後は最悪な事にゼロスの口調を忘れました(爆)

一応そこも手直ししましたがやはり何処か変...|||OTL


修正って難しい…。


2005.02.07


第1修正・加筆:2008.02.06

第2修正・加筆:2008.09.06

第3修正・加筆:2009.04.16

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