本日、3月14日ホワイトデー。
2月14日のバレンタインとは反対で男子が女子にお返しする日。
そんな中で{{name_girl}}の周りの女子達は皆そわそわしている。
勿論男子も男子で顔が赤い者もいれば、ものふけり上の空になっている奴も居た。
2000HIT&ホワイトデー小説
White day
「…(ホワイトデー…ね。前回のバレンタインデーを上回る感じね…)」
{{name_girl}}は内心そう思えば頬杖を付きクラスを見渡す。
そう見渡して居れば{{name_girl}}の後ろからアランシアとキャンディの声が耳に届く。
「あれ~?{{name_girl}}はやたら落ち着いてる~。」
「そう?」
「絶対落ち着いてる!!良いな~、{{name_girl}}は…。私なんか凄くドキドキしてるよ~。」
アランシアの第一声に振り向けばアランシアとキャンディは{{name_girl}}の元へとやって来る。
そして{{name_girl}}の返答にキャンディは胸元に手を当てて2、3度深呼吸すれば高鳴る胸の内を話す。
「何で?あ、そうか。キャンディはガナッシュだっけ。アランシアはキルシュだよね。」
どうして、と聞くが自分の中で答えが出た{{name_girl}}はその答えを口にする、その答えを聞くと彼女達は頬を淡く赤く染めた。
それはその答えが正解の証だ。
「良いじゃないの、二人共。本命が居るんだからさ。私なんか本命が居ないんだよ?」
「え~?でも、{{name_girl}}って、良くガナッシュやカシスに話掛けられてるじゃない。」
アランシアは何処か羨ましいに言えば、"ガナッシュ"の単語に反応したキャンディがその隣で焦って話に割込む。
「でもでもっ!{{name_girl}}って、本命が居ないっていってたじゃん。」
「言ったよ。大丈夫、キャンディ。私は本命が本当に居ないから。ガナッシュは私の目標。」
色んな意味が有るけど…、と{{name_girl}}は付け足し補足する様に言えばキャンディは安心したのか胸を撫で下ろす。
「良かった~。でも、ガナッシュ、私の所に来るかなぁ…。」
「大丈夫、自信持って。あ、そんな事を言ってれば…来たよ。」
不安気に言うキャンディに{{name_girl}}は励ます様に言うが、先程から噂して居た彼がキャンディの元へとやって来る。
そう、ガナッシュだ。
「キャンディ。」
「ガ、ガナッシュ!ど、どうしたの…?」
「ほら、この前のお返し。チョコレート、有り難う。」
そう言ってガナッシュは懐から可愛く包装された袋を一つ渡す。
「中身はマシュマロだけど…キャンディは大丈夫だよな?」
「あ、うん…大丈夫…有り難う…。」
ガナッシュからマシュマロを受け取る彼女の頬は真っ赤に染まって居り、{{name_girl}}はその様子を見届ければ自室へと戻った。
しかし先程アランシアが話していたとある二人に{{name_girl}}の方を見ていた事は知らずに…。
* * *
「こんな感じ…かな?」
あれから自室に戻った{{name_girl}}はマドレーヌ先生から出された課題の真っ最中。
区切りの良い場所迄課題を進めた頃、集中力を途切らせる様に目が疲れを訴え始める。
ちらちらとちらつく痛みに集中力は続かず{{name_girl}}は握ったペンを置くとその場で伸びをし、椅子から立ち上がった。
その時、自室の扉がノックされる音が{{name_girl}}の耳に届く。
気のせいか、と思った{{name_girl}}は一度間を置きもう一度ノックを待つ。
そうすればノックはやはりもう一度され{{name_girl}}は確信すれば慌ててドアへと向かう。
そしてドアノブに手を掛けて扉を開ければそこには息を切らしたカシスとガナッシュの姿が。
「ど…どうしたの!?二人共!!息なんか切らして…。」
「ちょっと、{{name_girl}}に…渡したい…物が…あってだな…。」
「それで…来たわけ…だ…。」
「そ、そう…。別に走ってこなくても良いのに…。」
二人の様子に{{name_girl}}は呆れた表情を浮かべれば苦笑しながら言った。
そんな時、カシスが{{name_girl}}に声を掛ける。
「{{name_girl}}。」
「何?」
「ほら。」
「えっ?わ…っ。」
声を掛けられ{{name_girl}}がカシスの方へ意識が向いた途端、カシスが{{name_girl}}に小さな箱を投げ渡す。
始めは{{name_girl}}は驚いたが、投げ渡された箱を上手く受け取ればガナッシュから続きの言葉が入った。
「俺とカシスからのホワイトデー。」
「そう何だ…って、私あげてないよ?」
「そうだな、確かに貰ってないな。」
「じゃあ何…「成り行きで。」
「カシス…。」
「成り行きでなったんだよ。」
カシスとガナッシュの言葉に{{name_girl}}は二人を怪しい目で見ればガナッシュは肩を竦める。
「嘘は言ったつもりはないんだけどな。」
「同感。」
さらりとガナッシュは言うと、カシスはガナッシュの横で同感する様に頷く。
だがその行為の本当の意味を知る{{name_girl}}は内心でクスッと笑う。
「有り難く頂いとくわ(嘘吐きね…)」
あなたは知ってますか?
バレンタインを貰ってない人が好きな人に、ホワイトデーを贈ると"愛してる"って意味になる事を…。
...The End
あとがき
この後あとがき書き換えました(2009.07.24)
取り敢えずヒロインの口調が一番修正し難かったです。
修正しても未だ何処か可笑しいなぁ…(汗)
2005.03.17
第1修正・加筆:2008.02.06
第2修正・加筆:2008.09.06
第3修正・加筆:2009.07.24