「どうして!どうしてなの!?」

「悪いな、{{name_girl}}。俺はお前らの裏切り者だ。」



運命



ロイド一行はフラノールから翌朝に此処、テセアラ側の救いの塔に来ていた。
魔法陣の上に乗っているコレット。
そして裏切り者のゼロスとその周りを囲む天使達。

「ゼロスッ!どうして!?」

「さっきも行った通りだ。さぁ行くぜ。」

「っ…。」

声を詰まらせて{{name_girl}}はその場で俯く。
{{name_girl}}の頬には一筋の涙が頬を伝う。
それと同時にギシリと歯を噛み絞める。

「あらら~、さっきの元気は何処行ったのかなぁ?」

「ゼロ…「本気で行こうや。」

{{name_girl}}がゼロスの名前を呼ぼうとすが、それはゼロス本人の声で掻き消されてしまった。
フラノールを出る迄に見た何時もの彼の姿はもう無く、声色も何時もの無く冷たい。
今まで仲間として戦ってくれた人が今、敵になる。
あの優しい人は、闇の中へ堕ちてしまった。
薄暗い闇の中へ。
共に戦ってきた中なのに。
戦いたくない。

「…(誰か、嘘だと言って)」

誰も嘘とは言ってくれなかった。
涙を流しながら、手に握り締められた銃を構える。
今でも{{name_girl}}>の心は拒否続け、目の前の現実を見れば抵抗が出来なくなりそうだ。
例え悲しみに溺れ、体が立てなくなっても、昨日迄の彼を一瞬でも思い出してしまえば心は折れてしまう。
それでも彼は戦った、仲間と。

「じゃあ、行くぜ。」

「っ…。」

* * *

泣いた、あの後ずっと。
声が枯れるまで泣き続けて、涙で顔が汚れても泣き続けた。
一人の命が消えた、信じていたのに。
涙が彼の頬に落ちる。

「ごめんなさい…。」

最後に{{name_girl}}は枯れた声で謝った。
ゼロスが死に際で謝ったように。

「本当に…、ごめんなさい…。」

...The End

あとがき


この後あとがきを書き換えました(2009.07.26)

一度クラトスルートを書いてみたかった時のお話。

これを書き上げた当時は未だクラトスルートはした事が無かったんですよね。


結局あれから一度だけクラトスルートをしましたがとても悲しいお話でした。


何だかこの話…修正しない方がマシな様な…|||OTL


2005.04.24


修正・加筆:2009.07.26

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