「お父さーん!クラトスお父さーん!」
10歳位の黒い髪を二つに結った少女が、クラトスと呼ばれる父親にパタパタと足音を発(た)てながら、近寄っていく。
そして父親のクラトスと言う人物はは、返事をしてやる。
「{{name_girl}}何だ?」
「ねぇ、"キスしただけで子供が出来る"ってホント?」
「…は?」
Kiss一つで?
クラトスはピシリと石像と化する。
あまりの事に開いた口が塞がらなかった。
それに対し、娘の{{name_girl}}は"ホント?"と首をかしげて、クラトスに問掛けながら{{name_girl}}はクラトスの膝に座った。
「ねぇ、お父さん。ホントなの?」
再度娘{{name_girl}}は、父クラトスに問掛ける。
クラトスは{{name_girl}}の声で我に帰った。
そして暫く間を開けると、漸く(ようやく)クラトスは口を開いた。
やはり動揺しているのか、ぎこちない声で喋る。
何やら口調もいつの間にか、いつもの調子を崩し始めていた。
「いや…、その…、だ…、な。と…、ところで{{name_girl}}、そんな事一体誰から聞いたのだ。」
「え?どうして?ゼロスお兄ちゃんからだよ?いけなかった?」
「…そうか…。」
クラトスは、"フゥ"と溜め息をつくと、{{name_girl}}の肩を持ち真顔でこう言った。
「{{name_girl}}、あまり神子の言葉を信じるでない。大半嘘なのだからな…。そして、今回のこの話も、だ。それに、信じ過ぎると、あんな事やこんな事をされてしまうはめになるからな…。」
{{name_girl}}は、クラトスのあまりの真顔で"うん"としか言いようがなかった。
「じゃあ、ホントはどうやって産むの?」
「え…?!」
「ねぇ?」
どうしても、説明しきれずあたふたと慌てる父クラトスに対し、中々答えを聞き出せない{{name_girl}}は自ら答えを弾き出した。
「分かった!子供は神様が川に流して授けて(さずけて)くれるのね!」
「は!!??」
クラトスはまた固まった。
もうクラトスは{{name_girl}}の天然っぷりに追って行けそうになかった。
彼によると一瞬体が浮きそうに成ったとかならなかったとか…。
「お父さん?大丈夫?」
「あぁ…。」
「で、結局子供って神様が川に流して授けてくれるんだね!」
「え、いや…。その…!」
「違うの?」
「…。」
「お父さん?」
「あ、いや…。{{name_girl}}、子供はそんな幻想的(?)な事では出来ないからな…。」
クラトスは口調がぎこちないが、やっといつもの調子を取り戻してきた。
さて、それに対して{{name_girl}}は予想通りの反応をクラトスに返した。
"じゃあどうするの?"…と。
「…{{name_girl}}、そんな子供が出来る方法が知りたいのか…?」
「うん。」
「では、教えてやろう。多少痛いが覚悟は出来てるな?」
「…?う…うん。」
「ならば来い。{{name_girl}}…。」
この台詞の後クラトスが、黒い笑みを影でしていたとか。
そしてその後{{name_girl}}の運命を知る者は、父のクラトスしか知らない…。
...The End
コメント
この後あとがきを書き換えました(2011.08.15)
空藍 みりゅー 様へクラトス夢を書かせて頂きました!
当時みりゅー 様のサイトが50000Hit、との事だったのでそのお祝いに書かせて頂いたものです。
天然な娘とクラトスパパのお話。
うん、子供は純粋で良いよね(棒読み/…)
空藍 みりゅー 様、今回は本当に有り難う御座いました!
2005.11.02/春日 輝(旧:蒼月 空)