まえがき
ヒーローは設定通りの17歳です。
庭球メンバーは原作通りの年齢。
後は跡部とヒーローはデキてます。
で、場所は合宿です。
ヒーローは合宿のお手伝いをしに同行してます。
これを踏まえてレッツスクロール。
「…うあ?」
目が覚めると、そこは真っ暗闇だった。
Web Clap 5Title
No.3 "せ"なかが、寂しそうだった。
事の始まりはお昼の時間へと遡る。
「ちょっと散歩、行って来る。」
カタン、と椅子から立ち上がり{{name_boy}}はそう切り出す。
その瞬間、散らばって居た視線は{{name_boy}}に集められる。
「アーン?急にどうした。」
「別に何も無いよ?只皆が練習してる時俺暇だしさ、だからちょっと散歩に出掛け様かな、って。」
"大丈夫、夕方迄には必ず戻るよ"と{{name_boy}}は付け足し笑う。
それを聞いた跡部は暫く考えた様子になるが、直ぐに答えは返って来た。
「………仕方がねぇな、夕方迄には必ず戻って来い。」
「本当!?有り難う、跡部!」
跡部の許可が下りると{{name_boy}}の表情は一気に明るくなる。
そして礼を言うと、食べ終わった昼食の後片付けをして颯爽(さっそう)とその場を飛び出した。
自室に戻ると{{name_boy}}は、必要最低限の荷物をウエストポーチに入れ込み{{name_boy}}は外に駆け出す。
駆け出し空を見上げれば雲一つない快晴だ。
「んー、こんなに天気が良いと何か良い事有りそう。」
満面の笑みで{{name_boy}}は笑うとそのまま駆け出し散歩を開始するのだった。
* * *
「上手く撮れるかなー。」
"インスタントだからなー"と一言{{name_boy}}はぼやくと手に持って居るカメラを構えて写真に収める。
パシャリ、と音を発してカメラはその背景を収めてゆく。
此処は数十メートルの崖の上。
{{name_boy}}は写真に収めるべく此処まで上って来たのだ。
「…こんなもんかな。時間も、調度良い位だし。」
携帯を取り出し、時間を確認すると時計は16:00と表示され示す。
その時刻を知り、{{name_boy}}も切り上げ様としたその時―――…。
がらり、と足元が崩れ、{{name_boy}}の身体は重力に流される様に墜落した――…。
「―――…!?」
そして今回の冒頭文に至る。
「…あー…、ここ、何処。」
落ちた後、{{name_boy}}は気を失って居たらしくか目を覚ませばそこは真っ暗闇の世界。
始めは暗闇に慣れなかった目も次第に見える様になり、{{name_boy}}の目には周りの景色が映りだす。
周りを見渡せばそこは木々が生えた森だった。
「…何、だ、此処。」
"あいたたた"と額を押さえながら上半身を起こせば身体は酷く重たい感覚が走る。
試しに適当に身体を動かすと、身体は略無傷に近い位に動く。
………右足以外は。
「…この場、動けないのかよ。」
"参ったなぁ"、と苦笑を浮かべて{{name_boy}}は持って居た携帯を開ける。
だが携帯の電波は"圏外"と表示されており、{{name_boy}}は溜息を一つ吐いて携帯をパチンと閉じた。
「どうするんだよ、この状況。」
ごろり、と{{name_boy}}は起こした上半身を倒す。
「景吾…。」
愛しい恋人の名前をそう呼ぶとうつらうつらと眠気が{{name_boy}}を襲う。
"寝てはいけない"、と{{name_boy}}自身も自己暗示を掛けるが瞼は重くなり、最終的には瞼は完全に閉じた。
* * *
「―――…{{name_boy}}…、{{name_boy}}!」
誰かが{{name_boy}}を呼んで居る。
その呼び声は{{name_boy}}自身良く知っている声。
その声に{{name_boy}}はうっすらと瞳を開けると直ぐさまに{{name_boy}}はその声の主に抱き締められた。
「…!?」
「心配した…!」
「…ゴメン(景吾、だったのか…)」
謝りながら{{name_boy}}は思考回路を回転させて、{{name_boy}}を抱き締める相手の事を考える。
そして見付かった答えの主を内心で思うとそっと手を跡部の背中に手を回す。
手を回した時、いつもは大きく感じて居た背中は小さく、{{name_boy}}は寂しそうに感じた。
...The End
あとがき
お題からどうもズレてる気がするこのお題…。
特に逸れたと言えばラスト一文位。
や、でも"感じた"なのできっと無理なのかも(爆)
とにかく、恋人の事になると必死になる跡部様が書きたかったのですが見事玉砕した作品となりました(笑)
拍手有り難う御座いました。
2008.10.30