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No.7 青

屋上で只今サボり中。

俺の横に大の字になってる奴は高校に入って知り合った。

それも授業をサボってる最中に。

初めて出会った時は場所取りに言い合いになったりしたけれど、今ではそんな事はない。

反対に今じゃ互いに見回ってる教師から協力して逃げて居る。

本当はサボりは駄目何だけど…。

やっぱり学生の内は学生なりに楽しまないとな。



「あー…星見てぇなぁ…。」

「…星?」



今は日中。

空も雲一つない青空。
そんな今に一体コイツは何を言ってるんだ。
星は日が暮れた夜に見るものだろ。
こんな事言う事は…コイツは星が好きなのだろうか。
考えてみれば俺はコイツの事を何も知らない。
名前、学年、連絡先も知らず、反対に知らない事の方が沢山在る。
でもコイツも同じく俺の事を知らず、状況は二人一緒。

「…星が、好きなのか?」

「ん?うん、好きだよ。お前は?嫌い?星。」

嫌い?と尋ねられ俺は首を横に振った。
星は嫌いじゃない。
見ていて落ち着くし、何より綺麗だと思う。
だけど俺は星には全然詳しく無くて只単に眺めて居るだけの事が多いのだ。

「全然詳しくないけど…、好きだよ、星。」

「じゃあ今晩、天体観測やるか。」

ガバッと寝かした上半身を起こして嬉しそうにしてコイツは言って来た。
"好き"、の返答に嬉しかったのか目もキラキラと輝いて居る。
でも本当に俺は星の知識は無だ。
こんな俺が誘れて本当に良いのだろうか。

「知識、無いけど良いのか?」

「大丈夫大丈夫。俺が教えるから。」

「有り難う。」

「じゃあ、名前と連絡先…教えて。」

コイツがポケットから携帯を取り出せば俺も携帯を取り出す。
コイツの知らない事を知れると思うと何だか新鮮でくすぐったい。
だけどそれ以上にこの関係が進む事が俺は嬉しくて思わず一人笑いそうになる。
今夜の天体観測、楽しみになってきた。

...The End

あとがき


サボり仲間から友人に関係昇進(笑)


2010.12.08

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