まえがき
暴力表現有。
苦手な方はリターン推進。
大丈夫な方のみスクロール。
「かは…っ!」
腹部に圧迫される衝撃。
先の尖った革靴が俺の腹部にのめり込み口から胃液が飛び出す。
それと同時に俺の身体は地面へと崩れ落ちた。
Random 50Title
No.43 裏切りは、許さない
無防備に崩れ落ちたせいか地面に接した部分から鈍い痛みが身体を伝う。
「何処に行こうって言うの~?何処にも行かせないよ~。」
陽気な口調で俺の頭上から声が聞こえる。
表情は腹部の痛みで窺(うかが)う事が出来なかったが腹部を蹴った犯人はこの男で間違いない。
「本当手間かけさせないでよね~。探すの大変何だからさぁ。」
「っ…!」
男の声が先程より鮮明に聞こえたと思いきや、突然前髪を捕まれ無理に顔を上げさせられた。
何時の間にか男は俺の目の前にしゃがんでいて男と目線が合う。
にっこりと口は緩やかな弧を描き、一見笑って居る様に見えるが目は全く笑って居ない。
陽気な口調と口元で笑ってる様に誤魔化されてるだけ。
目は俺を見下す様に俺を捉えて居て捕まれた前髪が再び引っ張られ、額に痛みが走る。
そして俺の耳元で男の声が聞こえた。
先程から続く陽気な口調ではなく、今度は低く真面目な口調で。
「何処に逃げようとしたって無駄。お前は、俺から逃げ出せない。…おい、連れて行け。」
掴まれた前髪を突然離され床に勢い良く頭を打てば、何時の間にか俺の両脇に部下二人の腕が滑り込む。
光と闇が有れば俺が居るこの場所は闇。
法律違反を犯すのが当たり前なこの場所とこの男から逃げ出したくて、何度か逃走を試みたけど全て失敗に終わった。
男の部下二人に両脇を抱えられずるずると引き摺る様に運ばれる俺の身体。
そしてとある一角の部屋に連れて行かれればそのまま投げ込まれる。
突然投げ込まれ、バランスを崩した俺の身体は再び床に身体を打ち付けた。
「っ…、何するんだよっ!」
俺をここまで連れてきた部下にキッ、と睨めば、黒髪で髪をオールバックにし、眼鏡をかけた真面目そうな男が俺を見下ろす。
俺を見下ろす目線は俺を"モノ"、として見る目で俺は"人"、として見られて居ない。
「ここにアンタを閉じ込めるんッスよ。…逃げない様に。はい、ちょっと失礼するッスー…。」
「っ…!?」
俺の真横からもう一人…、茶髪で毛先をあちこちに飛ばした男が声をかける。
ぱっと見た感じ、もう一人の眼鏡の男とは正反対の印象だ。
だがその途端、あれこれと色々考えてたせいか何時の間にか首に何かを巻かれて居た。
首を確認すればそれは首輪の様で、じゃらじゃらと首輪に着いた鉄製の鎖が音を発てる。
鎖の先は茶髪の男が握って居て、恐らくこの部下が俺に首輪を着けたのだろう。
「これは主人からアンタへの罰ッス。俺達が自分からした訳じゃねぇからそこは勘違いしないで欲しいッス。」
くいっ、と男が持つ鎖をじゃら、と音を発てて引っ張られ俺は前へと体勢を出し再びバランスを崩す。
そして備え付けの木製のベットに鎖を繋げば俺の頭を撫でる。
「どんな風にアンタが壊れるのか見るのが楽しみッスね。」
口元を釣り上げて茶髪の男が意味深に笑うと眼鏡の男と一緒に部屋を出て行く。
部下の男達が触れた扉はゆっくりと元の位置に戻れば、最後にパタンと音を発てて扉は閉まった。
裏切りは、許さない
(許される訳が無いだろう?)
...The End
腹部に圧迫される衝撃。
先の尖った革靴が俺の腹部にのめり込み口から胃液が飛び出す。
それと同時に俺の身体は地面へと崩れ落ちた。
Random 50Title
No.43 裏切りは、許さない
無防備に崩れ落ちたせいか地面に接した部分から鈍い痛みが身体を伝う。
「何処に行こうって言うの~?何処にも行かせないよ~。」
陽気な口調で俺の頭上から声が聞こえる。
表情は腹部の痛みで窺(うかが)う事が出来なかったが腹部を蹴った犯人はこの男で間違いない。
「本当手間かけさせないでよね~。探すの大変何だからさぁ。」
「っ…!」
男の声が先程より鮮明に聞こえたと思いきや、突然前髪を捕まれ無理に顔を上げさせられた。
何時の間にか男は俺の目の前にしゃがんでいて男と目線が合う。
にっこりと口は緩やかな弧を描き、一見笑って居る様に見えるが目は全く笑って居ない。
陽気な口調と口元で笑ってる様に誤魔化されてるだけ。
目は俺を見下す様に俺を捉えて居て捕まれた前髪が再び引っ張られ、額に痛みが走る。
そして俺の耳元で男の声が聞こえた。
先程から続く陽気な口調ではなく、今度は低く真面目な口調で。
「何処に逃げようとしたって無駄。お前は、俺から逃げ出せない。…おい、連れて行け。」
掴まれた前髪を突然離され床に勢い良く頭を打てば、何時の間にか俺の両脇に部下二人の腕が滑り込む。
光と闇が有れば俺が居るこの場所は闇。
法律違反を犯すのが当たり前なこの場所とこの男から逃げ出したくて、何度か逃走を試みたけど全て失敗に終わった。
男の部下二人に両脇を抱えられずるずると引き摺る様に運ばれる俺の身体。
そしてとある一角の部屋に連れて行かれればそのまま投げ込まれる。
突然投げ込まれ、バランスを崩した俺の身体は再び床に身体を打ち付けた。
「っ…、何するんだよっ!」
俺をここまで連れてきた部下にキッ、と睨めば、黒髪で髪をオールバックにし、眼鏡をかけた真面目そうな男が俺を見下ろす。
俺を見下ろす目線は俺を"モノ"、として見る目で俺は"人"、として見られて居ない。
「ここにアンタを閉じ込めるんッスよ。…逃げない様に。はい、ちょっと失礼するッスー…。」
「っ…!?」
俺の真横からもう一人…、茶髪で毛先をあちこちに飛ばした男が声をかける。
ぱっと見た感じ、もう一人の眼鏡の男とは正反対の印象だ。
だがその途端、あれこれと色々考えてたせいか何時の間にか首に何かを巻かれて居た。
首を確認すればそれは首輪の様で、じゃらじゃらと首輪に着いた鉄製の鎖が音を発てる。
鎖の先は茶髪の男が握って居て、恐らくこの部下が俺に首輪を着けたのだろう。
「これは主人からアンタへの罰ッス。俺達が自分からした訳じゃねぇからそこは勘違いしないで欲しいッス。」
くいっ、と男が持つ鎖をじゃら、と音を発てて引っ張られ俺は前へと体勢を出し再びバランスを崩す。
そして備え付けの木製のベットに鎖を繋げば俺の頭を撫でる。
「どんな風にアンタが壊れるのか見るのが楽しみッスね。」
口元を釣り上げて茶髪の男が意味深に笑うと眼鏡の男と一緒に部屋を出て行く。
部下の男達が触れた扉はゆっくりと元の位置に戻れば、最後にパタンと音を発てて扉は閉まった。
裏切りは、許さない
(許される訳が無いだろう?)
...The End
あとがき
久々にランダムお題。
初めていかにも裏の仕事!(…してませんが)的な雰囲気の小説を書きました。
"俺"がこの仕事を嫌がって逃げ出すお話何ですが…。
これ、裏切り…?
取り敢えず裏切り→暴力な流れしかイメージ出来て無かったので暴力表現も中々難しかったな…。
一番上も外見は穏やかなのに中身は真っ黒、のイメージ。
多分隠れSとかそんなん(笑)
2012.09.26