まえがき


赤也とヒーローは幼馴染み設定。

ヒーローの年齢はdfのままです。


それを含めてレッツスクロール。

{{name_boy}}の頬に涙が伝うのは日常茶飯の事。
だからと言って別の理由で涙を流すのは初めて見た。



Tears 7Title
No.6 零れ落ちる



ここは恋人兼幼馴染みの{{name_boy}}の家。
今日は国民の休日、日曜日。
日曜日だけ在って、皆出掛けたのか{{name_boy}}の自宅には朝から誰も居ない。
{{name_boy}}自身に今日の予定は特に無く、こうして恋人でも有り、幼馴染みの赤也を呼んだのだ。

「あーっ、赤也!未だ片付いて無いんだから上がって来るなよっ。」

「連絡しない{{name_boy}}が悪い。」

「連絡したっ。一緒に理由も書いただろ。」

どうやら{{name_boy}}が目を離した隙に赤也は上がって来たのか、{{name_boy}}が気付いた時には赤也はソファーに寝転がって居た。
{{name_boy}}の家の鍵は元々赤也は持って居る。
かと言って普段からその鍵は使われる事は無い。
使う時は今の様な自宅に{{name_boy}}しか居ない時にしか使わないのだ。

「良いだろ?俺{{name_boy}}しか居ないんだし(それにそう言われても、早く会いたかったんだし…)」

内心でそう思いながら返事を返せば赤也は部屋を見渡す。
部屋は片付いて居て床に物も落ちて居ない。
全くの綺麗な部屋だ。
只テーブルには皿やコップ等の食器が4人分置かれて居り、食器には汚れが付いて居る。

「片付いて無いのはあれだけ?」

「うん、あれだけ。」

赤也の問いに{{name_boy}}は小さく頷けば散らかったテーブルへと向かう。
向かう途中に点きっぱなしのテレビに気が付いたのか視線をテレビに向ける。
テレビを消そうとテーブルに置いたままのリモコンに手を伸ばす。
だが視線を向けた時に見えたテレビの内容に手が止まった。

「…(あ、これ…)」

内容はドラマの再放送。
ストーリーはベタな恋愛モノ。
身分の違う男女が周囲に反発されながらも恋を進展させて行くのだ。
シーンは丁度一番の難関が訪れて居る最中。

「…(ここが一番に盛り上がるんだよな…あ、ヤバ…泣きそう…)」

つい見入ってしまったテレビにじわじわと目尻が熱くなる。
そして目から涙が零れ落ち、頬を伝う。

「…{{name_boy}}?」

赤也の角度から、{{name_boy}}は見えない。
その為か何時までも戻って来ない{{name_boy}}の元へと向かえばその光景に一緒息を飲む。
"泣き虫"の性格以外に初めて見る{{name_boy}}の涙。

「{{name_boy}}…。」

「…あ、ゴメ…。何でも無い。」

自分の名前を呼ぶ赤也の声に振り向けば慌てて頬に伝う涙を拭おうとする。
だがそれは赤也によって止められてしまう。
拭おうとする手首を掴み、{{name_boy}}をテーブルへと追い込む。
自分の身体を{{name_boy}}の足の間に割り込ませれば空いた手で腰に回す。
ギリギリの距離迄顔を近付けて赤也は{{name_boy}}に問う。

「何泣いてるんだよ。」

「い、良いだろ…別に泣いたって(近…っ!)」

「…初めて見た、{{name_boy}}が"泣き虫"以外で泣く所。{{name_boy}}って感受性、良かったんだな。」

"知らなかった"、と付け足し言えば頬に伝う涙に口付ける。
その行為に{{name_boy}}も驚き声を上げようとするが先に赤也の声が割り込む。

「ちょ…な、に「{{name_boy}}。今日のコレ、人前ではするなよ?」

「…何で?」

頬から赤也は口を離せば{{name_boy}}と瞳がぶつかり合う。

「"何で"、って…。俺しか知らない{{name_boy}}の表情だし?」

「何それ。」

赤也の言葉に{{name_boy}}は小さく笑い吹き出す。
それに対して赤也は再度じわじわと顔を近付けていく。
距離は先程の距離と変わらない。
ギリギリの距離で言葉を交わす為、{{name_boy}}の耳に赤也の吐息が吹き掛かった。

「…っ。」

「…(可愛い…)幼馴染みでも、恋人でも俺しか知らない{{name_boy}}は沢山ある。それでも未だ知りたい。分かる?」

"分からないよな"、と小さく苦笑すれば赤也は{{name_boy}}の唇に自分の唇を重ねる。
そう、これはとある日曜日の恋人の新しい表情を発見した赤也のお話…。

...The End

あとがき


感受性が高いヒーローとそれを初めて見た赤也のお話。

前にとあるジャンル部屋で使ったネタを再利用。


お題的にはNo.1がぴったりかな、と個人的には思ってたのですが既に終わってるのでこっちでしてみました…が。

どうも今回はお題も内容も無理矢理感が咎めれません|||OTL

まぁ、内容は何時もの事でしょうが(…)


2009.11.25

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